SEARCH THIS SITE
Twitter
LINKS
CALENDAR
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2015 >>
PROFILE
RECENT COMMENTS
CATEGORIES
ARCHIVES
OTHERS

ヘアライター 増田ゆみのblog

ヘアスタイルのコト、美容室のコト、美容師さんのコト……。

お仕事のご依頼は
http://blog.unique-piece.com/?eid=150764
をご覧ください。

増田が関わった書籍、雑誌、DVDなどは
http://blog.unique-piece.com/?eid=125636
をご覧下さい。
<< 最高のメンバー | main | あほうみたいにねむい >>
ドラマティックじゃなくてもいい
今日はDoubleのVANさんに
青山の「もきち」で呑みながらインタビューさせてもらった。


インタビューに関しては後日アップさせてもらうとして
以前このブログで書かせていただいた文章についての話になった。

VANさんとのお付き合いも、気づくと長くなりました。
着実に地面を踏み締めながら歩くというか
いろんなことをすっ飛ばして結論にいったりしないというか
とにかく、そういうところが、私は大好きです。
今日のお話を聞いていても
ゆっくり丁寧に順序をふんで話しをされるところとか、
自分に厳しく、いろんなことに日々悩み、
全然ふわふわしてないところとかが、
ああ、VANさんだなー。すっごくすてきだなーと
感じたインタビューでした。

VANさんと話していて触発されたせいか
帰りの電車の中で、イキナリ思い出したことがある。

中学を卒業して高校入試に合格したとき
私のことをずっと取材してくれていた新聞記者の人が
インタビューをとりにきた。
私は中学3年のときに、
ソフトテニスの中体連で全国優勝していて
高校に入ってからの抱負を聞きにきたんでした。

私が入学した高校はテニス部が2人しかいなくて廃部寸前。
進学校だったので、
試験前2週間はすべての部活が禁止されていたような学校だった。
もちろんそれを知っていて受験したので
私自身も、テニスを続ける気はあんまりなくて
「一度一番上までいったので、もう満足なんです。
どっちかというと、ここから落ちていくのは嫌なんで
もうテニスはやめて、別の事やりたいと思ってるんですよね。
たとえば、この学校、演劇部が有名なので
演劇とかやってみたいな……」
なんて、答えた。

なんだけど、翌日の新聞には、
「文武両道、高校でも日本一を目指します」って書いてあり
びっくりしたと同時に
ああ、そうだよな、そういう話にしないと
記事として「もたない」んだろうな、って
子どもごころながらに思った記憶がある。

そのときの記憶は、ずっと私の中の奥深いところでひっかかっていたようだ。
職業として文章を書くようになってからは特に
「本当にドラマティックなエピソードを選んで
書かなきゃいけないんだろうか?」
ということを常に自問自答していたような気がする。

今の私が、あのときの新聞記者だったとしたらどうするだろうか?
たぶん、だけれど
今の私だったら
「テニスを続ける気はないんですよね」という取材相手の言葉に対して
もっとちゃんと向き合って
その言葉を曲げることなく
「もつ(ちゃんと読める)」文章をかこうと頑張るんじゃないかと思う。

今売れている美容師さんだって、スーパーマンじゃない。
ダサダサだった時代もあるし、
今、この瞬間だって
いろんなことに悩んでいるし、うじうじするし、不安になるし、
時には逃げ出したいと思っていることだってあると思う。
そういう葛藤と闘いながらも
下のスタッフの前では圧倒的に前を歩いているということを見せていかなくてはいけないから
人の目のないところで誰よりも勉強している。

美容師さんたちのインタビューをはじめたとき
そういう葛藤も含めて記録させてもらいたいと思った。
華々しい、ドラマティックな成功談ではないかもしれない。
ひょっとしたら、読んだ人が不安になるくらい
悩みの記録になるかもしれない。
でも、今だったら、
そして、この人たちが相手であれば
そういうものでも、人の心に届いて
しかも、本人にも納得していただける文章が書けるんじゃないかと思ったんです。

今日のVANさんのお話も
華々しい、ドラマティックな話ばかりではなかったし
いわゆる「スターの華麗なる履歴」みたいな
かっこいい話ばかりじゃ全然なかった。
けれどね、心にすーっと沁みるお話ばかりだった。

地に足をつけて迷ったり悩んだりしながら
一歩進んで一歩後退して
でもやっぱり去年に比べてちゃんと前に進んでいる人の話を
しっかり伝わる文章で書ける人になりたいと思う。

今日、そんなことを思いながら帰った。

VANさん、今日はありがとうございました。
| working。美容 | 02:56 | comments(2) | - |
>ミニー様
もう、ほんとうに、そうおっしゃってくださる方がいらっしゃるだけで
頑張れます。ありがとうございます。
これからも是非、遊びにきてください!

ところでいい美容師さんには出会えましたか?
| 増田ゆみ | 2008/01/17 12:51 AM |
髪型を変えたくて髪に関するHPを探してたところたまたま見つけて
いつも拝見させていただいてます。
この記事をみて思わす感動していまったので書き込みさせていただきます。
私も増田さんの意見に賛成です。かっこよくなくていい、華々しくなくてもいい、私はリアルな記事がよみたいです。
そして美容師の皆さんの現状を赤裸々に綴っていただきだいです。
何が本当で何が嘘かわからなくなっている現代もう嘘はみんな聞き飽きたんじゃないかな?と思います。
何よりインタービューに答えられた美容師の方たちの心を大切にしていただきたいです!

本当に心があるいい記事は皆さんに伝わると私も思いました!!
| ミニー | 2008/01/15 12:34 PM |