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ヘアライター 増田ゆみのblog

ヘアスタイルのコト、美容室のコト、美容師さんのコト……。

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だから上手じゃなくて全然いいのさ(あるいはフォトコンテスト「サンドリヨン賞」の審査を終えて)
突然だけど、
私の父親は小学校の教員ですが
同時にソフトテニスのジュニアのコーチとして全国をとびまわっており
ベースボールマガジン社の
「ソフトテニスマガジン」という雑誌で連載をしています。
連載始めて、もう6年くらいになるのかな?
本当かどうか知らないけれど、
父親の連載が始まってから部数が1.8倍くらいにのび
雑誌が社長賞をもらったとかどうとか……。

で、月1回のこの連載
ジュニアの指導法と、エッセイとがセットになっています。
いつも私のところにファックスが送られてくるので
私が校正してから編集部に送っているのですが、
この……エッセイのほうが……すごい。


もうね……
日本語がめちゃめちゃ。
「てにをは」だけでなく、文法もおかしい。
時系列もぐちゃぐちゃでわかりにくい。
おーい。学校の先生なのに、大丈夫か……? と
ときどき思ったりする。


なんだけど……
なんだけど……

悔しいことに、
そんなことはどーでもよくなるくらい

「ぐっとくる文章」

なんだ。これが。
これはもうね、どうしようもないと思う。
「俺はこの話が書きたくてしかたなくて書いてるんだよ!」
「こんなことがあったって伝えたくてたまらないから書いてるんだよ!」
っていう文章だからさ、とにかく迫力がある。
文章技術なんかなくても一気に読めちゃうし、
読んだあとも心に残る。力がある。

私はプロのライターだし
弟もプロのモノ書きなんだけど
ここはもう、こればかりは父親に全然かなわないと思っている。

作家性のある文章というのは
こういう人間が書けばいいんじゃないかと私は思う。
日本語自体は流暢じゃないし変だし
なんだかハチャメチャな言葉づかいだけど
ストレートに心に響いてくる。
響いてくるっつーか
そんな生やさしい感じじゃなくて
ビシバシ殴られてくるような感覚さえある。

言葉の間違いや読みにくさなんて、
それが得意な人間が校正して整えればいいだけの話だ。
ちょっと訓練された編集さんなら、誰だってできる。
ちょっとコツさえつかめば、読みやすい文章に直すことなんて簡単だ。
私にだってできるくらいだ。
だけど、書きたいことがある人のかわりになる人はいない。


さて。

サンドリヨンのフォトコンテストの審査を終えました。
想像以上のたくさんのご応募、
本当にありがとうございました。


で、思ったことを正直に書いてみようと思う。
ここから先、心臓が弱い人、怒りっぽい人は読まないでください。


特に青山・原宿界隈のサロンさん(というか雑誌によく出ているサロンさん)から応募してくれた
若手の美容師さんたちに強く感じたこと。
(というか、青山・原宿界隈以外のサロンさんは
逆に、ここから書くことはほとんど当てはまらないと思いました)
(あともうひとつ。これは激しく私見なので、ほかの編集さんや
ライターさんはまったく逆のことを考えるかもしれません。
あくまで私の個人的な意見です)

一番感じたのは、
応募してくれた人の中で、いったい何人
「本当に人に見てほしいデザイン」
「本当に発信したいデザイン」
があって応募してくれたんだろう?
ってことです。

わざわざ写真を撮影して、大きく引き伸ばして印刷して
応募用紙に張って送るという手間をかけてまで
伝えたかったデザインやメッセージ、
本当にありましたか?

私が賞に選ばせてもらったのは
「このカテゴリーの女性に対してこういうデザインを提案したかった」という気持ちが強く感じとれた作品でした。

で、
青山・原宿界隈の美容師さんたちは
これからも雑誌で撮影する機会があると思うので
以下は、もしよければご参考までに。
(しつこいですが、私見です)

あのね

完成度なんて、この先、いつでも上がると思うんです。
慣れれば(50回くらい撮影すれば)、そこそこ見栄えのいい髪なんて、
まあ、だいたい誰でも作れるようになります。
モデルちゃんさえ可愛ければ
まあ、誌面でもそれなりに見えたりします。
そんなもん、誰かにまかせておけばよろし。


そんなのは
どーでもいいんです。
完成度なんて
どーでもいいんです。
てゆーか、そんなとこで勝負したら、
経験のある美容師さんのほうが、全然うまいに決まってるんです。


若手のみなさんに私が求めるのは
ほかの何かと替えがきかないデザインです。
もしくは
「このカテゴリーの女性に対して、新しいデザインを提案したい」という気持ちです。
「これが作りたかった! 可愛いでしょ? 可愛くない? 
やってみたくないですか? どう思う?」
っていうエネルギーです。

先輩の物まねしているうちは、
先輩のほうが断然うまいし、完成度高いし、はやいです。
あなたが先輩の物まねをしている間に
先輩はもう先のことを考えています。

というか、

「誰かの物まねをしたい人」自体、
わざわざメディアで取り上げる必要を感じません。
それが若手ならば、なおさらです



作りたいデザインはありますか?
伝えたいメッセージがないのに
見せ方だけ気にしていませんか?
見せ方なんて、いつでも学べます。
っていうか、いいスタッフと組めばいいだけです。マジ簡単です。
いいカメラマンさん、いいスタイリストさん、いいメイクさん、
いい編集さん・ライターさん、いいモデルさんと組めば
写真での見え方なんて、格段によくなるんです。
だけど、どんなにいいスタッフをつけたとしても
その現場でヘアデザインを作れるのは美容師さんだけです。
そのヘアデザインに、わざわざ撮影する価値がなければ
あなたはその現場に呼ばれないんです。

写真を大きく印刷して
台紙に張って、封筒に入れてまで
わざわざ提案したいことはありましたか?

もし、それがあったのに伝わらなかった、と感じる人は
ぜひご一報ください。
それはただ上手じゃなかった、というか
下手だっただけなので、その場合はいろんな解決法があるでしょう。
STEP2に突入です。
その場合は、私も多少ですが、アドバイスできると思います!


あ。
あとですね(今日はやったらブログが長いな・・・)

Bivo PHASEのJUNさんのインタビュー、最後まで更新終わりました。
昨夜JUNさんからもうれしい感想のメールをいただきました。
ありがとうございました!

このインタビューは、
雑誌で書くほかの原稿とは違って
文章が上手くなくてもいいから
リアルなところで、
がっぷり組んでいこうという気持ちで続けています。
貴重なお時間を割いて、無償で協力してくださる
美容師さんたちのおかげで成立しています。

私も今、(たぶん)みなさんと同じように
わざわざ読んでもらいたいと思う文章を書きたいと思って
もがいている最中なのです。
| working。美容 | 11:43 | comments(2) | - |
>空様
お返事、大変遅くなってしまいすみません。
コメントありがとうございました。
雑誌、確かにみればみるほど、わけわかんなくなりますよね。
私もです。
誤解を恐れずにいえば、
既に出版されているものは
既に終わったものだと考えています。

私の意見は偏っているのですが、よろしければ
またぜひ遊びにきてくださいませ!
| 増田ゆみ | 2008/08/20 5:46 PM |
今作品作りで行き詰まっています 雑誌を見れば見るほど訳が分からなくなるし何がよくて何がいけないのか分からなくなって以前に見たこのブログのこのページを思い出してさかのぼってたどり着きました とにかくどうすれば人の心をヘアーで少しでも感動してもらえるか 何かを感じてもらえるか それを中心にデザインを決めてみます 新人の今の自分にしかできない作品を作れるようにがんばります 増田さんのブログはいつも考えさせられますけどいいヒントもたくさん隠されてますよね これからも拝見させて頂きます ありがとうございます
| | 2008/08/11 6:07 PM |