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ヘアライター 増田ゆみのblog

ヘアスタイルのコト、美容室のコト、美容師さんのコト……。

お仕事のご依頼は
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増田が関わった書籍、雑誌、DVDなどは
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をご覧下さい。
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どうしてみんなデザインしなくなったんだろう
1週間前くらいに
突然思い立って髪を切りました。
アクアの小村さんのヘアを見て
そうだショートにしよ! それもできるだけ短く
と思ったんでした。

いきなり予約を入れて
Doubleの薫森さんにカットしてもらいました。




会う人会う人に絶賛されます。
薫ちゃん、ありがとーーー!!
Doubleでカットしてもらうのは初めてで、
レザーで切ってもらうのも初めて。
すごく面白かったです。
なにより、サロンにいるお客様がみんなオシャレで
美容師さんたちがすっごく楽しそうに
働いているのが印象的でした。

今日、薫ちゃんと電話で話をしたり
カメラマンさんと話をしたり
業界誌系の仕事をさせていただいたり
デザインについてずっとリレーで取材をしたり
サンドリヨンのムック用に撮影をしたり
久しぶりに若手のスタイリストさんとたくさん撮影をしたり
お仕事をいただいてありがたく引き受けたり、
お仕事をもらったんだけどお断りしたり
いろいろしながら
最近思っていたことをまとめようと思う。


最近、撮影で
「デザインしようとする」美容師さんが
すごく減ってきた。

いや、別に美容師さんだから
デザインしなきゃいけないとか
営業で何がナンでも
新しいスタイルを提案しなきゃいけないとか
そんなことは思っていません。

以前リップスの吉沢さんとも話をしたんだけど
サロン経営を成立させていく上では
サロンの全員が全員、デザインができる必要はないと
確かに私も思います。

でも、雑誌に出たかったり、
売り込みをかけたりしている
若手のスタイリストさんたちが
デザインする気持ちがないというか
その意識がめちゃくちゃ低いというのは
どうなんだろう。

某カメラマンさんが
「最近の美容師さんは、若い子ほど撮影をナメてるよね」と
言っていました。

この感覚、私もよくわかります。


ここから何か新しいものが発信されていく、
そういうドキドキ感やワクワク感。
撮影現場には、そういう緊張感と高揚感があったはず。

それがいまや、
雑誌を作る側、美容師さん側
もちろん両方の責任だけど
「なんかソレっぽい髪型を
なんか有名なモデルちゃんで
やっときゃハズさない」みたいな
そんな空気を感じるときがある。

別に、撮影を馬鹿にしているわけじゃないんだろう。
つまり
ソレが、撮影だと思っちゃってるんだろうな。

でもね残念だけど、その時点で、
少なくとも私は
そういう美容師さんたちと仕事はしないと思う。
なぜなら、雑誌は読者のためにあるもので
ときどき
「チャンスをください」とか
「勉強させてください」とか言われると
(もちろん、言い方のニュアンスもあるんだけど)
何を勘違いしてるんだろうとか思う。
雑誌はあなたにチャンスをあげて勉強してもらう場所じゃない。
ちゃんと勉強してから売り込みにきてください。

お金を出して買ってくれる読者に
恥ずかしいものは出せない。
そう思いながら
カメラマンも編集もライターもスタイリストも
仕事をしているところに
ぽっと一人だけ
温度の違う美容師さんがいたりするんだよね。
そういう意味で、
「ナメてるよね」と
カメラマンさんが言うのもなんだかわかるんだ。
別に本当にナメてるかどうかは別として。
プロの集団の中に、素人が混じる感じです。
それは、上手い下手とかっていう技術の問題じゃなくて
そもそもモノゴトを提案する
ページを作るということがどういうことかということを
全く考えていないというところで、素人なんだと思う。

確かに制約は多いかもしれない。
企画の制約、モデルの制約、
だけど、そんな中にも、
新しいもの、攻めたものを提案している人は
必ずいるから
それは言い訳にはならないと思うんだよなー。
それは、
私が
「予算がないから可愛いページ作れません
スケジュールがないからいい原稿は書けません」って
絶対に言わないのと同じ。


デザインがしたくて
今、ここにいるんじゃないのかな?
ものが作りたくて
ここまできたんじゃないのかな? と
ときどきすっごく不思議に思う。


どうしてみんなデザインしなくなったんだろう
| working。美容 | 00:14 | comments(1) | - |
増田さん、感動しました。
尊敬します。
こういうことを自分の問題として捉えて戦う人はカッコイイです。

こんな話を聞いたことがあります。
結局は消費者がどれだけ真剣にそのサービスを求めているかの問題というお話。

日本の銀行というのはどの支店のどの窓口係に応対してもらっても同じ質のサービスを受けられる。
けれどもアメリカの商銀行というのは人によって対応できるレベルや言語運用能力がまちまち。
例えばX支店のAさんは「NPO用の決済口座作って」と銀行に着く30分前に携帯でお願いすると到着時には決済口座ができていて、なおかつNPO運用のツボ10カ条なるものをパワーポイントで作って渡してくれる。
しかし同じ銀行のY支店のBさんはお願いしても「そんなものはうちでは扱ってない」と言い張る。
その結果、銀行にブランドが付くのではなくX支店のAさんという個人名にブランドが付き将来的にAさんは個人で金融サービス仲介業ができてしまう。
要は「受けたいサービスを受けたいレベルで提供してくれる個人を探し出し、時に多めに金を払って餌付けしとくべし」ということ。

日米にそれぞれ良し悪しありますが、敢えて「アメリカの良し」「日本の悪」を見ると
 「アメリカの良し」=消費者が主体的にサービスの質を計る
 「日本の悪」=消費者が主体的にサービスの質を計らない
と言えると思います。

で、この話から学べるオチ。
みんながデザインをするためには美容師さん教育ではなく、お客さん教育をしないとダメだなという気がしています。
お客さんにお客さんの心の中にある潜在的なニーズを悩ませ、それをいかに顕在化してくれた美容師さんに「いくらの」お金を払わせるか自分で考えさせる。
この教育をしなければならないと思います。
まさに増田さんのお仕事ではないですか。
素人にはそんな風に見えました。

そういや赤堀さんがこの前増田さんと飲んでみたい、みたいなこと言ってました。
赤堀さんはこういう話を振るとよろこんで話してくれる人なので興味あったら連絡ください。

| kurihara | 2007/09/12 3:06 PM |