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ヘアライター 増田ゆみのblog

ヘアスタイルのコト、美容室のコト、美容師さんのコト……。

お仕事のご依頼は
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増田が関わった書籍、雑誌、DVDなどは
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Tatsuya Mikasa(MINX)
三笠君2
昨夜撮影が終わって、
久しぶりにMINX(ミンクス)のたっちゃん(三笠さん)と呑んだ。

出会った時の話とか (犬の写真を見せ合った)
撮影中に大喧嘩をして現場を凍らせた時の話とか (その後初めてサシで呑んだんだった)
勝負をかけた時の話とか (そうそうあれは代々木上原で始まったんだよね)
今の立ち位置の話とか (それは人が決めることだから)
これからの私たちがしたいこととか (意味のあることを、求められることを)
しなきゃいけないこととか (本物であることを)


帰り道、代々木上原から家まで
いろんなことを考えながら歩いていて。
そういえば昔、一度だけ、
たっちゃんが口を利いてくれなくなった時のことを思い出していました。
それは私が過去に一度だけ、ライターを辞めようかと悩んでいた時のこと。
何度話しかけても、
たっちゃんはずっとぶすっとして口を利いてくれなくて、
撮影が終わった後に、ひとことだけ
「僕、辞めるの、反対ですから。
ゆみさんがライター辞めるんだったら、
僕も辞めて北海道に帰りますから」
と、脅しをかけられたんでした。
あれは、きいたなー。

というわけで、私は今もライターをやってます。


たっちゃんは、ものすごく勉強熱心な人で、
私はそんな彼と、
どうしても一緒に仕事をしていきたかったので、
過去も今も、
ものすごく勉強をしなきゃいけないって
自分を追い込んでみたりしてました。

たっちゃんは、ものすごく勘のするどい人で、
私はそんな彼と、
どうしても一緒に仕事をしていきたかったので、
過去も今も、
ものすごく感性を磨く訓練をしていかなきゃならないって
自分を追い込んでみたりしてました。

それは、私にとって
何にもかえがたい、貴重な経験でした。

たっちゃんと私は、
美容師さんとライターなので、
いってしまえば、ただの仕事相手なんだけど、
戦友でもあるし、同士でもある、と。
そう、思っていました。
でも、昨日、たっちゃんに
「ゆみさんは、僕のパートナーだと思うんです」といわれて
なるほど。そうか、それは大変、と
あらためて思ったんでした。

もし、たっちゃんが私をパートナーだと認めてくれるんなら、
私はそんな彼にとって不足のない仕事人でありたい。
彼と対等に話ができる、ちゃんとした社会人でありたい。
あなたと一緒に階段をのぼっていけるように
たっちゃんが頑張るのと同じくらい、それ以上に、
私も頑張るからね。
でもそれは、たっちゃんに負けたくないという、ことじゃなくて。
たっちゃんが、これから選び取っていくものを
間近で見ていきたいから、
たっちゃんに見えているものが、私にも見えるように、
頑張っていこう、そんな感じです。

30分くらいいろんなことを考えながら、歩いて家に帰ってきて、
昔の記事を引っ張り出して読み返してみました。
以下は、2005年の2月に、
Ray別冊のヘアカタログのインタビューページで、
私が、たっちゃんについて書いた文章です。




十年後は
日本の美容界を
背負ってる(かも)


Ray編集部で、三笠君は「たっちゃん」と呼ばれています。
スタッフみんなから、弟のように可愛がられています。
そして、Rayの読者モデルさん達からはお兄ちゃんのように慕われています。
初めてRayの撮影で会った時、彼はまだスタイリストになりたてで、
モデルさんの顔と編集さんの顔を交互に繰り返し繰り返し見ては、
「このスタイルで大丈夫ですか?」と何回も聞き、
撮影が終わった後は、
「ありがとうございました」と何度も頭を下げて現場を去っていきました。
「ちょっと頼りないけれど、すごく感じのいい人だな」と、
その時は思っていました。

あれから二年……。

いまやMINXのディレクター。
押しも押されぬエースとして、大活躍しているたっちゃん。
お姉サンは嬉しいです。

たっちゃんは、北海道で育ったせいか、すごくおおらかな人です。
普段は細かいことを全然気にしません。
でもいざ仕事のこととなると、繊細な目を持ったプロの職人になります。
曖昧な言葉で語った雰囲気や想いを、彼は必ずカタチにしてくれる。
こちらの心の中が見えているかのように、
イメージ通りの、時にはイメージ以上のヘアスタイルを生み出してくれます。
いつの間に、こんなに「頼れる美容師サン」になっちゃったんだろう。
きっと、毎日お客様と真剣に勝負をして、
自分で自分を磨き続けて、今のたっちゃんがいるんでしょうね。

「ダイヤモンドは磨くと輝くけれど、石ころは磨くと磨り減る」と
冗談で言った友達がいます。
たっちゃんは、ひょっとして、
驚くほど純度の高いダイヤモンドなのかも、と最近考えたりするんです。
十年後、この美容業界を引っ張っているのは彼かもしれない。
そんなことを、ちょっと期待しちゃったりして。
(増田)
 


「キレイを引き出すヘアバイブル P97より)




あの時感じた予感が今、
確信に変わっていること。

スゴイ。
| working。美容 | 14:00 | comments(0) | - |